フルリノベーション vs. 部分リノベーションとは? 違いやメリット・デメリットを解説
リノベーションを考えるとき、まず決めるべきことの一つが「フルリノベーションにするか、部分リノベーションにするか」です。どちらを選ぶかによって、費用・工期・設計の自由度などが大きく変わってきます。本記事では、それぞれの違いやメリット・デメリットを詳しく解説します。
1. フルリノベーションとは?
フルリノベーションとは、建物の骨組みだけを残し、内装・設備・間取りなどをすべて新しくする工事のことを指します。マンションの場合は、床や壁、天井などをすべて解体し、配管や配線の交換も行うケースが多いです。
フルリノベーションのメリット
✅ 自由な間取り設計が可能:壁を取り払って広々としたLDKを作るなど、大幅な変更が可能。
✅ 新築同様の仕上がり:内装・設備がすべて新品になり、快適な空間に生まれ変わる。
✅ 耐震・断熱性能の向上:断熱材の追加や耐震補強など、住まいの性能を根本から向上できる。
フルリノベーションのデメリット
❌ コストが高い:部分リノベよりも費用がかかる。
❌ 工期が長い:施工期間が数ヶ月に及ぶことがあり、仮住まいが必要になることも。
❌ マンションの場合は制限がある:管理規約によって変更できる範囲が決まっている場合がある。
2. 部分リノベーションとは?
部分リノベーションとは、家全体ではなく、一部の部屋や設備のみを改修する工事のことを指します。例えば、「キッチンだけを最新設備にする」「リビングの床を無垢材に張り替える」といったリノベーションが該当します。
部分リノベーションのメリット
✅ 費用を抑えられる:フルリノベよりも低コストで実施できる。
✅ 短期間で完成する:数日〜数週間で施工が完了し、仮住まいの必要がないことが多い。
✅ 必要な箇所だけ改修できる:古くなった設備や気になる部分だけをリフレッシュできる。
部分リノベーションのデメリット
❌ 家全体の統一感が失われる可能性がある:新しくした部分と古い部分のギャップが気になることも。
❌ 構造上の制約がある:一部だけ変更する場合、既存の間取りや配管に影響を受けやすい。
❌ 将来的に追加リノベが必要になることも:別の部分が老朽化し、再び工事が必要になる可能性がある。
3. フルリノベーションと部分リノベーションの選び方
フルリノベーションが向いている人
- 中古物件を購入して、自分好みの空間を作りたい
- 築年数が古く、配管や設備も含めてリニューアルしたい
- 耐震や断熱性能を向上させて快適な住まいにしたい
部分リノベーションが向いている人
- 予算を抑えて、必要な部分だけリノベーションしたい
- まだ使える部分を活かしながら、部分的にリフレッシュしたい
- 住みながらリノベーションを進めたい
4. まとめ
フルリノベーションと部分リノベーション、それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解することで、自分に合った選択ができます。
✔ 新築同様に生まれ変わらせたいなら「フルリノベーション」
✔ コストを抑えて必要な部分だけ改修したいなら「部分リノベーション」
どちらのリノベーションを選ぶにしても、しっかりと計画を立て、理想の住まいを実現させましょう!
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